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部屋づくり、ときどき旅行記

猫が高血圧だった話

我が家の猫は18歳。だいぶ高齢で、体型は太り気味です。

ある日、瞳孔が開きっぱなしであることに気づき、病院に行ったところ、高血圧であることが判明しました。

たまに足腰がおぼつかなくなったり、フラフラと歩き回り、ときに失禁することがありましたが、認知症なのかなと思っていました。(一度、別の病院で受診したときも、様子を見守るしかないだろうと言われていました)。

それも高血圧による神経症状だったようです。

さらに高血圧だと、異常な声で鳴いたりすることもあるとか。夜鳴きがひどいのもそのせいかも…と思いました。

処方された薬を飲み始めると、上記の症状はだいぶ軽減されました。夜鳴きはたまにありますが、異常な鳴き声ではありません。瞳孔も閉じるようになりましたが、目は残念ながらほとんど見えなくなってしまったようです。

ずっと高齢のせいだと思っていたことが高血圧の症状だったということがわかり、気づいてあげられなくて申し訳ない気持ちでいっぱいです。

病院では血液検査はたまにしていましたが、人間と違って血圧を定期的に測ることはあまり行われていないように思います。しかも血液検査ではほぼ異常なしの結果(今でも)なので、余計に上記の症状が「老い」のせいだと思ってしまったんですね。

似たような症状が出ている猫ちゃんはぜひ血圧測定をしてみることをおすすめしたいです。

鉄フライパンは育てなくていい。洗剤で洗う。

鉄フライパンを使って5年くらい経ちます。鉄フライパンってメンテナンスが面倒そうというイメージが強いですよね。「洗剤で洗ってはいけない」とか「時間をかけて育てる」とか「油で(醤油で!)コーティング」とか……どうも誤解が多い気がします。

実際には、慣れは必要であるものの、大して面倒なことはありません。そのあたりを書いてみたいと思います。ただ、私が持っているのは窒化加工の鉄フライパンなので、スキレットとかはまた違ってくるかなとは思います。

※以下はあくまで私の個人的考察と感想であることをご留意ください。

個人的に鉄フライパンの良さは、長持ちする。これに尽きます。焼き加減、味わいなどがどの程度違ってくるかは正直わかりません(汗)が、テフロンと違ってしょっちゅう買い替えなくていいし、ゴミを増やす罪悪感がないというだけでも十分です。

鉄フライパンを快適に使うためには、基本的に「しっかり予熱する」「汚れを残さずきれいに洗う」。この2点に気をつければまず問題ありません。「育てる」必要はなく、特別なメンテナンスもいらないと思っています。あとは強いて言えば、調理中は火を強くしすぎないことも大事かなと思います。

1)しっかり予熱する

しっかり予熱をしないと100%くっつきます。先に空焚きで熱くしてから油を入れてなじませます。油分がないと100%焦げるので、表面にまんべんなく油を馴染ませることも重要です。油返し(1回油を捨てること)は初回以外は別にしなくて大丈夫だと思います。

具材をフライパンにのせてみてくっついてしまうようなら予熱不足です。くっついたら、しばらくいじらず放置する(温度を上げる)と剥がれやすくなります。食材をたくさん入れてすぐかき回したりすると、鉄の表面温度が下がってくっつきやすくなるので、一呼吸置く、すぐには触らない、といった工夫もときには必要です。このへんは使っていくうちに慣れると思います。

テフロン加工のフライパンのように冷たい状態で具材をのせてゆっくり焼いていく、といったことはできませんが、一度熱くして油を馴染ませたフライパンを濡れ布巾などで少し冷ましてから焼いていく、という使い方はできます。これでホットケーキもきれいに焼くことができます(これは食材によるかもしれません、肉類は難しいかも)。

2)汚れを残さずきれいに洗う

YouTubeなどでたまに、油を何度も焼き付けることで表面がコーティングされ、くっつかなくなる、といったような解説が見られます。これを油膜コーティングという人もいます。油ではなく醤油を焼き付けてコーティングするとよい、という主張もありました。

私も騙されて(?)やってみたことがありますが、これって単に「コゲ=炭」の層をフライパンの表面に作っているだけのように思いました。確かに最初は食材がくっつきにくくなるんですが、しばらくすると表面のコゲがポロポロと剥がれてきて料理に混じってくるし、一部は頑固なコゲとなって張り付き、洗っても取れなくなってしまいます。さらにはコーティング(実際にはコゲ)に料理の匂いも染み付きます。

上記のように強制的に「コーティング」をすると、やがて剥がれてこんな感じになってしまう…これはたぶん、使い方として間違っている。

おそらくですが、「油膜」という言葉が勘違いの元なのかなと。よく鉄フライパンには「油膜」が必要と言われますが、これはベトベトの油を表面に残しておく、という意味ではないと思っています。逆にベタベタの油分を残してしまうと、次に使う際にそこに火が入りすぎて「コゲ」となり、前述のような問題が起きてしまいます。

しっかり予熱→油を馴染ませる、という工程をやれば食材がくっつくことはないし、その後に洗剤で洗っても表面には光沢が残ります。これが油膜と呼ばれるものかどうかはわかりませんが、これで使用上の問題はまったくありません。

つまり一部のネット情報にある、ベタベタの油をあえて残して焼き重ねることで表面をコーティングするといったような「育てる」工程は一切必要なく、毎回ちゃんと予熱して油を馴染ませればいいということです。そして使用後は、(料理に使った油の)油分や焦げ付きを残さないようにキレイに洗うこと。私は手でさわってベタベタや焦げ跡などが残ってないかを毎回確かめながらしっかり洗っています。

こうするようになってからはとっても快適な鉄フライパン生活が送れるようになり、コゲや匂いに悩まされることもなくなりました。

これが今の鉄フライパンの状態です。ヘリの部分は洗いにくいため、黒い焦げが残ってしまっていますが、直接焼く部分ではないのでまあいいかと思っています。

表面をさわるとツルツルとサラサラの間くらいの感触で光沢があります。トマトや酢を使った調理をすると、酸化皮膜というのが剝がれるらしく、表面が白っぽくなりザラついた手触りになるのですが、次に使うときにしっかり予熱して油を馴染ませれば、また問題なく使えるようになります。

あともう1点、調理のコツとしては、強火にしすぎないことかなと思います。これはメーカーのサイトにも書いてあります。鉄フライパンは温度が上がりやすいので、火を強くしすぎると単純に焦げやすいんですよね。なので、ものによりますが、普通の炒めものはやや弱めの中火でやることが多いです。

以上、いろいろ書くと面倒そうに感じられますが、要は「しっかり予熱し、油を全体になじませてから食材を入れ、強すぎない火で調理し、調理後は表面に油分や焦げが残らないようしっかり洗う」。これだけです。「育てる」必要はまったくありません!

※ちなみに我が家のコンロはセンサー付きで、高温になりすぎると勝手に弱火になります。私はこれを予熱ができたサインとしています。センサーが稼働したら油を入れて馴染ませて少し待ちます。手をかざすとモワッと熱く、油表面に筋ができる(波打つ)感じになると食材を入れる頃合いです。

※洗う際は、スチールとスポンジを組み合わせた下のようなコゲ取りスポンジを使います。テフロンと違ってガシガシ洗えるのも鉄フライパンの良さですね(※注:そうでもなさそうです。追記参照)。タワシを使う人も多いですが、個人的にはどうしても洗い残しが出てしまう気がします。軽めの汚れは洗剤は使わず、ギトギトのときは洗剤を使います。

愛用しているフライパンはこちら。大小で2つ持っています。何年も使っているのですっかり元は取れています。

実は面倒くさくない鉄フライパン、おすすめです!

 

<1年後の追記>

洗ったフライパンに赤い汚れのようなものが付着しているのに気づきました(赤錆?)。洗ってみると、小さな凹みが1つできています。調べたところこれは「孔食」と言われるもので、腐食によるものだとか。食材を放置したり、表面に傷がついたりすると、それが原因で腐食するそうです。知らなかった! 鉄フライパンは丈夫だと思っていましたが、スチールのスポンジを毎回使うのはあまりよくないのかもしれません。使ったあとにすぐ洗わず、しばらく放置もよくなさそう。少しの孔食はそのまま使っても問題ないそうですが、上記に気をつけて使っていこうと思います。

猫の夜鳴きがなおった話

うちの猫は17歳でけっこうな高齢です。

一年前くらいから、夜中に大声で鳴くようになりました。

ニャーニャー、ではなく、アーオアーオ、そこからエスカレートして、ワオーワオーとまるで犬の遠吠えのよう。

しばらく放っておいたり、大丈夫だよーと声をかけたりすると鳴き止みますが、しばらく経つとまたワオーワオーと鳴き出します。

音量が普通の鳴き声の5倍くらいデカくて、安眠できないし近所迷惑だしで困っていました。

ネットでいろいろ調べて、昼間によく遊んであげたり部屋の電気を一部つけっぱなしにしたりとやってみても効果ゼロ。病院に相談かなあと思っていたんですが、解決法が見つかりました。

それは私たちが寝るタイミングで一緒に寝室に入れ、出られないようドアを閉めること。カリカリと水、トイレも寝室に置きます。するとどうでしょう!少なくとも朝5時までは静かにしてくれるようになりました。

もともと私たちのベッドで寝るのは好きでしたが、以前は夜中に起き出して、廊下に出ては夜鳴きしていました(トイレが廊下にあるのでドアは開放していました)

今は夜中に起きてトイレなどしても、またすぐベッドに戻ってきて寝てくれます。

夜鳴きは不安の現れだろうとは思っていましたが、声をかけるといつもハッとして鳴き止んでいたんです。それでたぶん、ひとりぼっちだと勘違いして泣いているのかなと思いました。

もともと甘えん坊で、出かけるときに寂しそうにワーンと鳴くことはよくありました。

高齢になり、おそらく認知症のような症状も出てきて、状況を見失ってしまっていたのかなと思います。

狭い部屋に閉じ込めることで、私たちを見失うこともなく、安心したんじゃないかなというのが私の仮説です。

日の出の5時ごろには起きてきてドアを開けろと鳴かれるので開けてあげます。眠いですが、真夜中に何度も起こされていたときよりずっといいです。

最初しばらくは、早朝に廊下に出るとまた大声で鳴いてしまっていましたが、最近ではあまり大泣き自体をしなくなりました。不安が減ってきたのかもしれません。

どんな猫ちゃんにも通用する方法ではないと思いますが、うちの猫にはとてもいい解決策となりました。

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<追記>

その後、高血圧であることが判明しました。夜鳴きも関係があると思われます。

 

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Miele(ミーレ)食洗機さまさま

リフォームをして、機能面でいちばんよかったと思うのがMieleの食洗機です。

リフォームや新築の際、ミーレを導入するか迷う人も多いと思うので(私もめっちゃ迷いました、高いから)断言したいと思いますが、おすすめです! 今のところ100%満足しています。

金額分の価値、もしくはそれ以上と感じています。もちろん、いろんなメーカーを比べられるわけではないので、あくまで主観ですが、少なくとも実家で導入している国内メーカーの引き出し(スライドオープン)タイプのものより全然いいです。引き出しタイプはあまり入らないし食器の入れ方もコツがあって面倒。なので実家ではほとんど使われていません…。

我が家では手洗いしなければならないもの(鉄フライパンとか)以外はほぼミーレにお任せ。1日1回、夜にまとめて回します。朝・昼に使った分は入れっぱなしで、夕食後に回し、翌朝に片付けます。なので食器やお箸は少し多めの数を揃えています。すぐ洗わないと衛生面が気になる人もいるかもしれませんが、高温&洗剤で洗うので菌とかは大丈夫だし、ドアを閉めれば密閉されるので匂いも気になりません。汚れはかなりきれいに落ちるし、音もあまりうるさくないし、節水にもなる(らしい)。洗い残しもほとんどありません。

あとは国内メーカーとミーレとの違いとしてよく挙げられる、乾燥機能がない(自然乾燥)という点。これは迷うポイントではないと思います。ミーレの自然乾燥で十分です。オートオープン機能があって(※ない機種もあります)、運転終了後にフロントドアを勝手に少し開けてくれるので乾きやすいですし、とくにうちは夜に回して朝に片付けるので(そういうご家庭が多いと思います)朝にはほぼ乾いています。

ただ、お椀の底の部分とかにはどうしても水が溜まるので、片付けるときにさっと拭いています。運転終了直後だと若干湿っている感じもありますが、軽く拭けばいいのでほぼ気になりません。

ということで、迷っている人にはぜひミーレを推したいと思います!

うちのミーレ。運転後はこんな感じでドアを少し開けておいてくれます。

サイズは45cm。3人家族で1日1回はちょっとギリギリ。昼食も家で食べる休日などは1日2回洗うこともあります。スペースに余裕があるなら断然60cmがおすすめ。操作盤がホワイトのプラスチックですが、確か数万円ほどプラスすると、ここがステンレスになってよりかっこいいです。

洗い上がったところ。3段に分かれているので食器が入れやすい。下段には大きめの鍋も入ります。うちは対面が食器棚なので、片付けの際はほとんど動かず、ぽいぽい食器を移していくだけ。

ちなみに洗剤は定番のフィニッシュ・タブレットです。中性洗剤を使ってみたこともありますが、マグカップの茶渋が取れなくなったので、基本は弱アルカリ性を使用。

リンスは重要そうなので(ガラスの曇りとか、乾燥にも影響あるらしい)、今のところ純正品を使っています。

新しい食器や調理器具を選ぶときは食洗機対応が必須に。ステンレス製だととくに気にせず放り込めるので、片手鍋は買い替えのタイミングでアルミ製からステンレス製にしました。

大きいほうの鍋はジオプロダクトのもの。こちらは10年以上使っています。

微妙なのが木製のお椀やお箸で、食洗機OKとなっているものでも変色したり表面が割れたり剥げたりする場合があります。そんななか下記の箸はわりと耐久性がありました。先端とかはどうしても削れてくるので、あらが目立ちにくい薄めの色なのもちょうどいいです。

ともあれ、ミーレはいいぞ!という記事でした。

Weckのキャニスターがお気に入り

キッチンで使っているWeckのキャニスター。どっしり分厚いガラスで簡単に割れなそうなのと、サイズが豊富で揃えやすいところが気に入っています。

茶葉、ティーバッグ、チョコレート、オートミール、グラノーラ、プロテインなどを入れてます。正直シリアルの保存だけなら100均のプラスチック容器で十分なんですが、見える場所に置くものだし見た目(質感)は大事。使ってるときに気分が上がるのも超大事。

一応、地震対策として滑り止めシートを敷いています(どのくらい効果があるかは不明ですが)。

ちなみに1個だけキントーのものを使っているのですが(右端)、こっちはガラスが薄くて、洗練された雰囲気ですが、取り扱いにはちょっと気を使います。Weckはドイツ生まれらしい(?)質実剛健さというか、ちょっと無骨なところも魅力です。あとは食洗機が使えるのもポイント。

形もいくつか種類がありますが、お気に入りは丸みがかわいいチューリップシェイプです。

右から1500ml、1000ml、370ml、200ml

買うとついてくるガラスの蓋は上にのっかるだけのもので、専用パッキンとクリップで密閉できるのですが、普通の用途では別売りの蓋のほうが便利。蓋もいろいろ種類があって、いちばんかわいいのは木の蓋ですが、粉物を入れるとパッキン部分に細かい粉が入り込んで、蓋が浮いてきてしまうのが難点。なのでプロテインを入れている容器にはプラスチックの蓋を使用しています(見た目はちょっと残念に)

※Weckは容量の種類がすごく豊富ですが、口径サイズはXS〜XLの5種類に統一されているので、蓋サイズもその5種類から合うものを選びます。

別売り蓋を使うと、もともとのガラスの蓋が大量に余るんですが、うちでは薬味などを入れる小皿や、ティーバッグの受け皿などに使ってます。

1個好きなシリーズを決めておくと、買い足すときも迷わないし見た目も揃っていい感じだなと思います。