最近ではミニマリストとかコンマリとか、ものをたくさん持たない暮らしが人気です。考え方としてはとても賛同するところが多いものの、真似したいかというとそうでもありません。
理由の1つは本を手放せないから。一度読んだ本を数年ぶりにたまたま開いて、当時は気づかなかったことに気づいたり、年月を経てこそわかることがあったり、改めてインスピレーションを得たり、そういうことってけっこう多いし、自分にとっては大事な時間です。娘が何気なく手にとって読んでいることもあるし、そういう出会いも残しておきたい。だから不要な本を売ることはあっても、極端に減らしたりはしません。しかも本ってけっこう絶版になるので、一度手放すと次は簡単に買えないということもあります。
(まだまだ整わない、うちの本棚の一部)
もう1つの理由は、海外の素敵なインテリアってわりとどれも、ミニマリスト的な部屋とは正反対かなと思うことです。どちらかというと家具もオブジェもたくさん置いてあって、空間がしっかり埋められているような部屋が多い。かといってごちゃごちゃしてるわけじゃなく、置いてある一つ一つにこだわりがあり、美しくコーディネートされている。いってみれば部屋自体がアートというか。
本を残しておきたいというのもそうですが、いろんなお気に入りのものや美しいものに囲まれた空間のほうが、毎日の小さなうれしさやインスピレーションみたいなのが増えるんじゃないかなと思っていて、そういう部屋を目指したいんですよね。まあ、気に入らないものはなるべく置かないという意味では、ミニマリストとかコンマリさんが目指すものと同じなのかもしれないですが。
アメリカやヨーロッパに旅に出ると、衣食住の「住」へのこだわりが強いなあと感じます。日本と単純に比較して、素敵なお部屋で暮らしている、暮らしたいと考える人が多いんだと思います(別に全部は知らないですが、あえて断言します)。頻繁に人を招く文化というのもあるかもしれませんが、暮らす空間をきちんとしつらえることは当然のこと、と考える人が多いのかなと。美意識の高さみたいなのも関係があるかもしれません。
とはいえ、部屋を素敵にしつらえるにはセンス、とにかくセンスが必要です…。正確にはセンスと言うか、ある種のデザインの法則を身につけたり、自分のスタイルを見つけることが大事なのかな。あとは本当のお気に入りだけに囲まれること。結局これがいちばん難しい。デザイナーズ家具をバシバシ買える財力もないし…。それでも結局、自分が好きなスタイルのお手本を参考にしながらトライアル&エラーしていくしかないかなと思っています。
前置きがすごい長くなったんですが、コーディネートの第一歩として玄関まわりを飾ってみることにしました。
もともとはマスク入れのカゴだけ置いていた殺風景な玄関。
リフォームしなかった玄関収納自体、だいぶ微妙なデザインです。どうしたものか全然わからない。
こんなときはいつもどおりPinterestで調べます。entrance decorで検索してみました。
ちなみにRoomClipとかInstagramだとけっこう玉石混交というか、素敵なものを見つけるのに手間がかかるんですが、Pinterestだとたいがいおしゃれな写真が見つかります。英語での検索がポイントです。
どれも素敵だなあ。
ミラー、フラワーベース、グリーン、かご、フレームあたりを飾るのが多いみたいですね。あとアロマやキャンドル。
というか基本、コンソールテーブルが置いてあるだけで、日本のマンションにあるような玄関収納ってあんまりないみたい。玄関で靴を脱がないから?
それで昨日、新宿のアクタスに行ったので、上記を参考にいくつかアイテムを買って飾ってみました。アフター写真↓
う、うーーーん……まあ何もないよりマシ程度か。おしゃれに飾るのって難しいなあ。
夫には「遺影にお供えものしてるみたい」と言われるし……。ちんまりしてるからかなあ。狭いから仕方ないんだけど。もっと素敵なフラワーベースがあるとよさそう。
アクタスで買ったのはフレームと棒が刺さったヤツ、リードディフューザーというんですね(知らなかった)。おしゃれな部屋によく置いてあるイメージ。ひとまず手頃なものを買ってみました。いい香りだと思うけど娘には不評……。
とりあえず……イマイチなインテリアセンスをがんばって磨いていこうと思います。
(後日)
フラワーベースをIDEEで買った大きなものに変更。鍵を入れるトレーも大きいものに(Weckの保存容器のフタを代用)。まあほぼ一緒なんですが……自分的には少しバランスがよくなったかなと思っています。
(さらに後日)
もっとボリューミーなユーカリのドライにチェンジ(メルカリで購入)。だいぶバランスよくなった、かな〜?